2021/06/14 20:00

スーパーラムダポールによる二股化を提案し7年が過ぎました。

スペースの有効性を求め自作はもちろん、テントへの標準化も定着してきました。


二股化への真の醍醐味はスペースへの有効性は当然ですが、開脚による幕裾の絶妙な接地調整にあります。
斜辺ポールが幕のたるみを押えながら幕の高さを微調整。状況に応じた幕裾の開閉を可能にします。
グランドの起伏に合わせた快適な風通り、乾燥時の吊上げなど、幕内に居ながらにしての特技です。

二股化がもたらす特性についてあらためてご紹介です。

斜辺ポール長が一定時、任意の開脚により支点高が上下します。

使い慣れしててもふと忘れてしまう重要事項です。

 

ポールとグランド、支点と張縄の三角形をバランスすることで

安定しながら精密な空間をコントロール可能にする二股特有の機能であります。



この安定作動を実現するため、支点がブレ無いセンターシャフトとそれをささえる高剛性なジョイント構造こそがスーパーラムダポールが実現する特異性能なのです。




スーパーラムダポールはオプション群にスタビライザーを有します。いわゆる両側のポール間を連結することで剛性向上とより安定した幕張を可能にするピロボール仕様の梁です。


フラットな机上と異なり、グランド環境に最も依存する4脚A型幕はグランド起伏に順応させるためにしっかりした支点を確保するのがポイントです。特に幕寸法が曖昧な軍幕系にはピロボールによる順応性はより確実であります。

オーバースペックなPro仕様の一面ではありますが、自作経験者様や軍幕経験者様、野営のプロからの強い支持を得るひとつのポイントであります。また現在のピロボールはTHK製です。


よくお問い合わせで「ピロボールだと完全自立が難しい」ご意見がありますが、対角に張縄を施すことにより強靭な自立が可能でます。




また、オプション群を含め発展性の高いポール構成は、精通した露営のプロに支持される理由の一つでもあります。
スーパーラムダポールはグランドインダストリアルを創意します。